2024 年 12月 18日 (水)
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韓国「国会に軍200人投入」戒厳当時の首都防衛司令官を拘束…戒厳宣布の中心人物

16日、令状実質審査に臨むイ・ジヌ元首都防衛司令官(c)news1

韓国で3日に「非常戒厳」が宣布された際に、国会本会議場への軍隊投入を指揮したイ・ジヌ元首都防衛司令官(中将)が16日、中央地域軍事裁判所の判断で拘束された。

中央地域軍事裁判所は同日、内乱(重要任務従事)および職権乱用などの容疑でイ・ジヌ氏に対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を実施し、拘束令状を発付した。イ・ジヌ元司令官のほか、キム・ヨンヒョン(金龍顕)前国防相▽ヨ・インヒョン元国軍防諜司令官▽クァク・ジョングン元陸軍特殊戦司令官が拘束されている。

検察非常戒厳特別捜査本部は15日、イ・ジヌ氏に対する拘束令状を請求していた。

イ・ジヌ元司令官は、当時のキム・ヨンヒョン氏の指示により、首都防衛司令部(首防司)第1警備団所属の特別任務大隊や軍事警察団など、約200人の兵力を国会に派遣した。

首防司は、ヨ・インヒョン氏が戒厳軍の逮捕対象の国会議員を拘禁する場所を指定したことでも知られている。

イ・ジヌ元司令官は6日、国会国防委員会所属議員(共に民主党)と面会し、非常戒厳が発令される前にキム・ヨンヒョン氏から待機の指示を受けたと明かした。また、戒厳発令後にはキム・ヨンヒョン氏から国会に兵力を出動させるよう再度指示があったという。

さらに、イ・ジヌ氏は国会への兵力展開後、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領との通話で「本会議場にいる国会議員を排除せよ」という指示を受けたと検察に供述したとされる。

イ・ジヌ元司令官の代理人弁護士は「国軍統帥権者である大統領の命令だったため、当然合法だと信じざるを得なかった。軍人が瞬時に法的判断を下す時間的余裕も、法的知識もなかった」と指摘する。一方で「市民の負傷を防ぐために装甲車の出動を阻止するなど慎重に対応した。検察の捜査に誠実に応じており、出頭拒否による逮捕という一部の推測は事実無根だ」と反論している。

(c)news1

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