
韓国で発生した「江北モーテル連続死亡事件」をめぐり、被害者遺族が容疑者の身元情報公開を求めるとともに、検察に意見書を提出する方針を明らかにした。
事件で死亡した2人目の被害者の遺族代理人を務めるナム・オンホ弁護士はこのほど、報道資料を通じて「なぜ被害者の死だけが報じられ、加害者の顔は伏せられたままなのか」と問いかけ、容疑者の身元公開の必要性を訴えた。
被害者は2月9日午後8時40分ごろ、ソウル市江北区水踰洞のホテルに容疑者と入室。その後、薬物入りの酔い覚まし飲料を飲まされ、翌日午後6時ごろ、死亡した状態で発見された。
遺族側は、証拠の十分性も強調する。ナム弁護士は「防犯カメラ映像、自白、フォレンジック資料、チャットGPTの検索記録など圧倒的な証拠が存在し、追加被害の可能性も依然としてある」と指摘。それにもかかわらず、警察が身元を公開しない方針を定めたことは理解しがたいと批判した。
事件後には、容疑者のSNSアカウントが特定され、フォロワー数が約40倍に急増したという。当該アカウントは25日正午前後に公開から非公開へと切り替えられた。
一部のネットユーザーが容疑者の容姿を称賛し、「きれいだから無罪」といった趣旨の書き込みで犯行を揶揄している点についても、遺族側は強く反発している。根拠なく被害者を中傷する投稿も拡散しており、遺族は家族の死が嘲笑の対象となる現実に直面していると憤りを示した。
ナム弁護士は、犯行の計画性や残虐性、被害の重大性、さらには捜査中の追加犯行の有無など、あらゆる事情を厳正に考慮し、法定最高刑を科すべきだと強調。警察に対し、携帯電話のフォレンジックで確認されたすべての被害者を特定し、犯行動機や余罪を徹底的に解明するよう求めた。
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