韓国の昨年のコーヒー輸入額が約1兆9000億ウォン(約2090億円)に達し、前年比11%増加したことが韓国農水産食品流通公社の調べで分かった。2024年のコーヒー輸入額はドル建てなら13億7846万ドル。生豆、焙煎豆、コーヒー濃縮液、インスタントコーヒーなどを含んだ数字だ。
2020年の8億5000万ドル(約1316億円)と比較すると、輸入額は5億ドル(約770億円)以上増加したが、過去最高を記録した2022年の14億4000万ドル(約2230億円)には及ばなかった。
輸入量は21万5838トンで前年(20万5884トン)より4.8%増加したが、輸入額の伸びがそれを上回った。世界最大のコーヒー生産国であるブラジルとベトナムでは干ばつや豪雨の影響でアラビカ種の価格が50年ぶりの高値を記録しており、コーヒー豆の価格上昇が影響したとみられる。
韓国国内のコーヒーチェーン店は2022年末時点で10万729店舗に達し、特に低価格コーヒーブランドの拡大が著しい。
市場調査会社ユーロモニターによると、2023年の韓国の1人当たり年間コーヒー消費量は405杯で、世界平均(152杯)の2.7倍に上った。
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