
中東情勢の悪化による原油価格の上昇を受け、韓国の航空会社が国際線の燃油サーチャージを大幅に引き上げた。航空券価格の負担が旅行者に重くのしかかる見通しだ。
大韓航空は3月16日、4月に適用する国際線燃油サーチャージを公表した。最短距離の仁川発・瀋陽、青島、延吉、福岡などの路線では、3月の片道1万3500ウォン(約1485円)から、4月は4万2000ウォン(約4620円)へと引き上げられる。
一方、最長距離のニューヨーク、アトランタ、ワシントン路線では、4月の燃油サーチャージが30万3000ウォン(約3万3330円)となり、従来の9万9000ウォン(約1万890円)から20万ウォン以上の大幅な増加となった。
アシアナ航空も同様に引き上げを決めた。これまで1万4600ウォン(約1606円)~7万8600ウォン(約8646円)だったサーチャージは、4月から4万3900ウォン(約4829円)~25万1900ウォン(約2万7709円)の範囲となる。
格安航空会社(LCC)でも値上げが相次いだ。ジンエアーは従来の8~21ドル(約1200円~3150円)から25~76ドル(約3750円~1万1400円)へ、イースター航空も9~22ドル(約1350円~3300円)から29~68ドル(約4350円~1万200円)へと引き上げた。
航空各社が燃油サーチャージを引き上げた背景には、国際原油価格の急騰がある。4月分の基準となる2月16日から3月15日までのシンガポール航空燃料平均価格(MOPS)は、1ガロン当たり326.71セント(1バレル137.22ドル=約2万583円)となり、33段階の料金区分のうち18段階に該当した。
これは今月適用された6段階から、わずか1カ月で12段階上昇した計算となり、2016年に現行制度が導入されて以来、単月としては最大の上昇幅となった。
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