韓国IT大手「カカオ」傘下で電子商取引(EC)事業を手がける「カカオスタイル」は19日、季節の変わり目を迎え頭皮やヘアケアに気を使う人が増え、運営する通販アプリ「ジグザグ」で関連商品の取引額が対前年同期比で最大10倍以上に急増したと明らかにした。
最近は空気が乾燥しているうえ、大きな日較差、PM2.5で頭皮の油水分のバランスが崩れやすい日が続き、ヘアケア製品の需要が増加している。3月16日~4月15日のジグザグにおける頭皮関連商品の取引額は、前年同期に比べ9・7倍に増えたことがわかった。紫外線で硬くなった毛髪のための「ダメージヘア」、「ヘア」関連商品取引額はそれぞれ187%、53%上昇した。
また、2030世代の脱毛患者が増えると同時に、MZ世代を中心に自ら健康に気を配る「セルフメディケーション」のトレンドが定着し、脱毛関連商品に対する関心も高まった。シャンプー、ヘアパック、頭皮マッサージ機など多様な商品が発売され、クリニックに行かずに家で直接管理するセルフヘアケアが広まっているのだ。
ジグザグでは頭皮と毛髪をケアして症状を緩和させる商品が人気だ。最近1カ月間「毛髪」、「脱毛」関連商品の取引額は各々539%、270%増え、毛穴の中の老廃物を除去する「スケアリング」商品の取引額も96%上昇した。
ジグザグは多様な需要に合わせてヘアケア商品のラインナップを持続的に強化している。主な頭皮ケア商品としては角質と残余物の管理に優れた「トーン28シャンプーバー」「アロマティカ頭皮スクラブ」と毛穴ケアのための「アロマティカヘアトニック」などがある。ヘア関連アイテムとしては毛髪のツヤ改善のための「ヒーリングバードトリートメント」「クンダルトリートメント」と極損傷毛の管理に優れた「トリセルトリートメント」などを販売中だ。
カカオスタイルの関係者は「季節の変わり目で、乾燥した大気と粒子状物質、黄砂などでセルフヘアケアの需要が持続的に増加するものと予想される。健康管理に努めるMZ世代を狙った商品群を拡大し、多様な顧客ニーズを充足させたい」と話した。
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