2026 年 1月 10日 (土)
ホーム政治韓国、カナダの6兆円級潜水艦事業に名乗り…独と最終決選

韓国、カナダの6兆円級潜水艦事業に名乗り…独と最終決選

「張保皐-III Batch-2」型潜水艦=ハンファオーシャン(c)news1

最大60兆ウォン(約6兆7000億円)に上るカナダの次期潜水艦獲得事業(CPSP)において、韓国がドイツと共に最終候補に選ばれ、国際的な受注競争が激化している。最終提案書の提出期限は3月2日に迫っており、韓国政府には「特使外交」など国家的支援の加速が求められている。

カナダ政府は昨年8月、CPSPのショートリスト(適格候補)を発表し、韓国の「ワンチーム」(ハンファオーシャン+HD現代重工業)と、独ティッセンクルップ・マリンシステムズ(TKMS)の2陣営を選出。同事業は3000トン級のディーゼル潜水艦12隻を導入する世界最大規模の案件で、単一の防衛装備輸出としては前例のない超大型契約となる見通しだ。

韓国は「納期の早さ」「技術の信頼性」「実績のある建造経験」を強みに掲げる。ハンファオーシャンが建造した「張保皐-III Batch-2」型潜水艦はすでに進水式を終えており、カナダの首相や産業相が試乗したこともある。

一方で、ドイツはカナダ国内での部品生産契約を結ぶなど「現地化戦略」を強化しており、北大西洋条約機構(NATO)連携や海洋安保協力の枠組みを強調。政府保証付きの長期整備協力(MRO)や一部ブロックの現地製造など、国家支援を前面に出す姿勢が際立っている。

カナダの防衛調達では、「ITB(産業技術利益)」の提供が契約のカギを握る。これは、現地生産や技術移転、投資などの経済的利益を条件とするもので、提案の価値を評価する「バリュープロポジション」で大きな比重を占める。

また、韓米が協力する「MASGAプロジェクト」と連携した戦略的パートナーシップの構築も有効だとされる。現地建造、長期整備、AI整備、有人・無人の複合運用など将来性を包括した提案が、ドイツとの差別化になると専門家は指摘する。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular