韓国のある新入社員が「どうしても入りたい」会社の面接試験を受けた。ただウィークポイントがあった。自宅から会社までバスで1時間かかることだ。「遠すぎると採用してもらえないのでは」と考え、面接試験では「徒歩15分」と偽った。
試験は無事、パスした。
ところが、出勤初日、住民票を提出すると、上司に呼び出された。「なぜ、こんな遠いところに住んでいるのか」。こう問い詰められ、「実は……」と、本当のことを語った。
すると、上司の表情が硬くなった。しばらくして、再び呼び出され、通告された。「最初から嘘をつくような人は雇いたくない。辞めろ」
新入社員はそのまま、会社を後にした――。
この2年前の話が最近、韓国のオンラインコミュニティに投稿された。すると、ネットユーザーは思い思いの反応を示した。
「なぜ、ばれるのに嘘をついたのか」
「そもそもバスに乗って1時間なら、それほど遠くない。なのになぜ偽ったのだろう」
「遠い・近いにかかわらず、率直に“どうしても入社したい”とアピールすべきだった」
「“実家はそこだが、一人暮らししている場所は他にある”などと臨機応変に対応すればよかったのに」
一方で、厳しい指摘も寄せられた。
「最初から嘘をつくような人は信じられない」
「住所以外についても偽ったことがあるのではないか」
「住所の問題ではなく、履歴書に虚偽事実を記載したというのがポイント」
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