「小便ビール」騒動に包まれた中国・青島(チンタオ)ビールの輸入会社「ビアK」が希望退職を募っている。騒動が起きて以来、販売が急減したことから、組織のスリム化によって会社の存続をはかる考えだ。
ビアKは全職員120人余りを対象に、勤続年数により給与を差等支給する条件を示している。
問題の映像は先月20日に公開された。山東省の工場でヘルメットをかぶって作業服を着た男性が、ビール原料麦芽保管場に入って小便をした様子がSNSで拡散した。
これが波紋を呼ぶと、ビアKは直ちに「該当工場は韓国輸出用ビールを作る工場ではなく、内需用工場だ」と釈明した。また、韓国の消費者が青島ビールを安心して飲めるよう、出庫前の全製品に対する精密検査と現地実態調査を進める考えも明らかにした。
だが、こうした措置にもかかわらず、青島ビールの販売は急減し、騒動後(10月21日~11月14日)、あるコンビニでの青島ビールの販売は前月比52.4%減となった。他も47~45%減となり、販売量が半分程度となった。
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