
韓国慶尚北道を中心に山火事が拡大し、被害が深刻化するなか、市民の間では「雨よ降れ」との切実な願いから“現代版祈雨運動”とも言える動きが広がっている。
韓国での山火事被害に関連し、SNSでは最近、次のような投稿があった。
「“洗車すると必ず雨が降る”という知人がいる。今日その人が内装まで洗車するらしい。“祈雨祭”の気持ちで、慶尚北道に雨が降って火事が収まるよう願っている」
この投稿は128万回近く閲覧され、ネット上で大きな反響を呼んだ。これに同調するように、ネットユーザーたちも続々と“祈雨”に参加する意思を表明した。
「洗車すれば雨が降る人、今日は洗車後に必ず屋外駐車でお願いします」
「私は傘を持たずに外に出ると、雨が降る。明日は傘なしで出勤する」
「心を込めて洗車してワックスまでかけた。だからお願い、雨よ降って」
「雨を呼ぶ靴を履いて出かける」
「野球を見に行くと雨が降る。明日も行くつもり」
「“雨男・雨女”パワーを結集しよう」
冗談にも思えるこの“現代版祈雨運動”だが、背景には山火事の被害を食い止めたいという市民の切なる願いが込められている。
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