韓国全羅南道麗水(チョルラナムド・ヨス)のある警察官が、素早い対処と心からの対話で、海に身を投じる直前だった20歳の大学生の命を救った。
麗水警察署などによると、同署鳳山(ポンサン)交番所属の警官らがある日、パトカーでパトロール中に橋の欄干に両腕を載せている男性を発見した。
警察は雨の日、傘も差さず泣いている姿を確認すると、すぐにパトカーを回して20歳の大学生に近づいた。大学生とコミュニケーションを試みた警察は説得の末、大学生を交番に連れてきた。
恵まれない家庭事情にうつ病まで重なったという。自殺まで考えたが、警官と約30分間の率直な対話の末に心を落ち着かせた。
新しく始める勇気を得た大学生は「心がずっと軽くなった。ちょうどその場に現れてくれてありがとう」と頭を下げ、感謝の挨拶を伝えて親と帰宅した。
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