2025 年 3月 10日 (月)
ホーム社会隣人は“霊媒師”…韓国・強烈な香の臭いと騒音、悩まされる女性の悲痛な訴え

隣人は“霊媒師”…韓国・強烈な香の臭いと騒音、悩まされる女性の悲痛な訴え

(c)news1

隣に引っ越してきたシャーマン(呪術師)がたく「強烈な香の臭い」に悩まされ、日常生活はおろか健康まで脅かされているという50代女性の訴えが5日の韓国JTBC「事件班長」で取り上げられた。

番組によると、女性はある日、隣家からの強烈な臭いで目が覚めた。家中に煙が充満し、呼吸するのもつらいほど。消毒作業でもしているのかと思ったが、目が痛み、鼻水が出て、頭がくらくらするほどだったので、3日目に果物を持って隣家を訪れた。

インターホンを押すと派手な化粧をした中年男性がドアを開けた。ドアのすき間からのぞくと、壁に派手な絵が飾られ、鈴や扇、太鼓や銅鑼(どら)が置かれていた。そこで初めて彼がシャーマン(巫堂=ムーダン)で、家に祭壇があることが分かった。

「申し訳ありませんが、臭いを少し控えていただけますか?」

女性が下手に出ると、男性は「巫堂に線香をたくなとは、飢え死にしろということか!」と怒鳴った。

次は騒音問題だった。

ある朝の7時ごろ、激しい銅鑼と太鼓の音で目が覚めた。何か儀式が始まったようだ。女性は警察に通報した。出動した警察官は男性と話した後、「職業上、大きな音を出さざるを得ないが、今後は気をつけると言っている」と女性に伝えた。

その後も臭いなどについて抗議を試みたが、男性はドアを開けなかった。

そこで女性が、町に掲示されていた隣の家に関わる広告を見て電話した。

すると、男性は激怒しながら暴言を吐いた。

「客のふりをして電話するな。今度連絡してきたら業務妨害で訴える。あなたは長生きする顔ではないし、あなたのせいで子どもが薄幸になっている」

こうしたやり取りが続き、女性はストレスで円形脱毛症に。「近隣はみな苦しんでいるが、どう対応すればいいか分からず黙っている。行政や警察には『我慢するしかない』と言われるばかりだ」と嘆いた。

出演していたソン・スホ弁護士は「近隣トラブルにはさまざまな要素があるが、臭いには法的な規制がほとんどなく、数値化も困難だ。民事訴訟を起こしても被害の証明が難しく、解決は容易ではない」と述べた。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular