韓国の無料通話アプリ「カカオトーク」で共有した写真や文書を永久に保管してくれる有料サービス「トーク引き出しプラス」がビジネスの世界で脚光を浴びている。たとえ携帯電話をなくしても、以前のカカオトークでの対話内容を全て復元することができ、法的な問題が発生した時の証拠になりうるためだ。
2021年1月に発売されたカカオトーク引き出しプラスは、対話内容をはじめ、カカオトークの各チャットルームに散らばっている写真、動画、ファイル、連絡先などを一括して保管できる。クラウド機能に似ており、トーク引き出し利用者は携帯電話を紛失しても対話や写真を再び読み込むことができる。
携帯電話の容量に上限があるため、通常ならカカオトークの文書や写真などのコンテンツは2週間で消えてしまうが、このサービスだと永久保存される。
カカオトークを活用している会社は「トーク引き出しプラス」の利用を奨励しており、サービス利用者は70万人。その重要度は携帯電話の通話録音機能並みに上がっている。
ショッピングモール運営会社の代表は「全職員に通話録音が可能な携帯電話を支給し、トーク引き出しプラスも利用させている。万一の事態に備えて業務上の通話や対話内容を保管している」と話した。
このサービスの利用を金銭面で支援している企業もあり、ある会社員は「会社でトーク引き出しプラスの支援金をもらい、加入している」と話した。
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