新韓銀行の配達アプリ「テンギヨ」が22日、サービスを開始した。従来の配達アプリに比べ手数料を大幅に引き下げ、差別化を図った。加盟店や広告の手数料を取らず、仲介手数料を2%だけ取る。既存のアプリの仲介手数料は6~15%程度という。
新韓銀行関係者は「収益アップよりも、データを確保するのが目的。データを活用してさまざまな金融・非金融サービスを提供するということに主眼を置いている」と話している。
銀行が本格的に配達市場に参入した形だ。同行には非金融データを確保して「生活金融プラットフォーム」として跳躍したいという目的がある。ビックテックの攻勢に追い込まれた金融界が逆に、プラットホーム市場に挑戦状を突きつけたわけだ。
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