2024 年 12月 27日 (金)
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釜山花火大会無期限延期…「110万ウォンの部屋を予約したが、違約金20%」

2019年11月2日午後、釜山・広安大橋一帯で開かれた「第15回釜山花火大会」©news1

ソウル・梨泰院(イテウォン)雑踏事故を受け、釜山・広安里(クァンアルリ)海水浴場で今月5日開かれる予定だった釜山花火大会が無期限延期され、近隣宿泊業者に大金を払って予約した観覧予定者らが払い戻しをめぐり葛藤している。

釜山市水営区によると、釜山花火大会の延期が確定した後、広安里海辺近くの宿泊施設や食堂、カフェなどを予約していた市民から苦情が相次いで寄せられている。

3年ぶりに開かれる予定だった釜山花火大会を観覧するために高い費用を払って予約し、キャンセルによる違約金も大きくなったためだ。

区によると、ある市民は共有宿泊プラットフォーム「Airbnb」によって、広安里海辺が見下ろせるオフィステルの一部屋を一晩利用するのに110万ウォンを払った。普段、広安里海辺付近の宿泊が1日20万~30万ウォンであることを考慮すれば、3~5倍高い水準だ。

この市民は釜山花火大会が延期され、予約金の払い戻しを要求したが、宿泊業者が違約金として費用の20%を要求していると区に苦情を申し出た。だが、区はオフィステル共有宿泊業自体が違法であるうえに払い戻しを強制する権限がなく、対応に苦慮している。

区は管内で、オフィステルなど建物14棟の3000室以上で宿泊業が違法に営まれていると推定している。

一部の一般宿泊施設や食堂などでも、予約取り消しによる違約金問題で苦情受付が相次いでいる。

オンラインコミュニティでは、釜山花火大会の予約キャンセルに関する問い合わせと経験談が共有されている。あるネットユーザーは「祭りは取り消すのが正しいと思う」としながらも「祭りのために高い部屋代を払ったが、それだけに違約金も高くなって心配だ」と書いた。

このほか「〇〇ホテルでは100%払い戻しをしてくれた」「120万ウォンで取った宿舎を、事業主と協議して、普段の価格帯である30万ウォンで泊まることにした」などの事例が共有されている。

梨泰院事故の国家哀悼期間を考慮して100%払い戻すという業者もある。広安里海水浴場近くのある飲食店のオーナーは「花火大会の予約をたくさん受けたため、100%払い戻しが少し負担になる面もある。だが、国家哀悼期間なので当然だという気持ちで払い戻しをしている」と明らかにした。

©MONEYTODAY

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