
韓国・釜山(プサン)で最大の勢力を誇る暴力組織の組長の結婚式が、警察の厳重な警戒の中で強行された。
NEWSISと釜山(プサン)中部警察署によると、25日午後5時、中区(チュング)のホテルで組織「新20世紀派」の組長(50代)の結婚式があった。
警察は全国各地から暴力団が出席するとみて、非常事態に備えて現場に私服警察官と強行担当の刑事30人余りを配置した。
ホテルの前では結婚式の2時間前から組員とみられる男性たちが玄関付近を固め、式場前でも多数の男性が待機していたという。式には約200人が参加した。
警察関係者は「結婚式に来たゲストとホテル宿泊客の動線が重ならないよう努力した。式の主催者側には問題を起こさないよう注意した」と説明した。
昨年10月には新20世紀派のライバル「七星派」の前組長の傘寿の祝賀会が釜山のホテルで開かれ、警察が会場に数十人の私服警察官を投入した。この2大勢力は2021年5月、釜山の葬儀場で集団乱闘になり、70人余りが検挙されたこともある。
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