2024 年 11月 25日 (月)
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金融業界で勢力を伸ばすサムソン、カカオ

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韓国金融業界のプラットフォーム競争が激化する中、サムソンとカカオの活躍が目立っている。カカオペイが金融当局の許可を受け保険会社の発足を控えているのに続き、サムソンの金融系列会社は統合プラットフォームを発売した。

韓国最大のビッグテックと大企業が持つ競争力が金融業界全般に活力をもたらすという期待とともに、系列会社のインナーサークル化で消費者の選択権をかえって阻害する恐れがあるという指摘もある。

金融関係者によると、カカオペイ損害保険は今月13日、金融委員会からデジタル損害保険会社設立の認可を受け、今年第3四半期中に本格的に発足する計画だ。

カカオペイは簡便決済サービスをもとに資産管理、投資・貸付・保険など金融商品の比較購買にまで事業を拡大している。さらに、ビッグテック業界で初めて保険会社まで設立することになった。

金融業界は加入者数3750万人、MAU(月間活性利用者数)2150万人に達するカカオペイがカカオトーク、カカオバンク、カカオTなど他の関連会社のサービスと結合させた保険商品を発売し、規模を拡大するものと見ている。

逆にサムソングループは、これまでバラバラだった金融系列会社4社の統合プラットフォームを作った。サムソン生命、火災、カード、証券の統合ブランドのサムソン金融ネットワークスは前日、統合アプリケーション「モニモ(monimo)」を発売した。

サムソン金融系列会社4社の取引現況を一度に照会することができ、口座統合管理や簡単送金などの総合金融サービスも利用できる。モニモ専用の金融商品も提供する。モニモの潜在ユーザーは2300万人と推定される。

このように拡張性の大きい関連会社と潜在顧客を持つサムソンとカカオがすき間を一つ二つと埋めていく姿に従来の伝統的な金融業界は緊張している。

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