2024 年 11月 18日 (月)
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金総書記の公開活動写真、飛躍的に増加…イメージ政治を強化

9月8日、最高人民会議の施政演説で「絶対に核を放棄しない」と宣言するキム・ジョンウン総書記(写真=労働新聞キャプチャー)©NEWSIS

韓国統一研究院のホン・ミン北朝鮮研究室長は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記の公開活動をテーマにこのほど開かれた月例討論会で「キム総書記の公開活動が2020年以降は量的に減少したにもかかわらず、これを報道する北朝鮮メディアの写真数が以前に比べて大きく増加した」と指摘、報道方式の最大の特徴は「イメージ政治」の強化だと分析した。

統一研究院の分析によると、キム総書記の公開活動回数は2020年に55回、2021年に63回、2022年に82回だった。これに伴って公開された写真数は2020年が427件、2021年が590件、2022年は1076件だった。

キム総書記の公開活動が227回で最も多かった2013年には、写真数がむしろ792件だったことから、最近、北朝鮮内部の新たな意思決定によって、キム総書記の公開活動を報道する方法に変化があるものとみられる。

ホン室長は「キム総書記の公開活動の写真は多い時は報道1件当たり14枚もあった。先代のキム・ジョンイル(金正日)総書記時代の公開活動の写真数が1件当たり1~2枚程度だったという点から、キム・ジョンウン時代の特徴は写真と映像を通じたイメージ政治の強化だ」と説明した。

また「キム総書記は最高指導者になった後、公開活動そのものも先代に比べて量的に増加したうえ、形式と類型が多様化し、報道パターン、イメージ活用などで変化が生じた」と指摘している。

(c)news1

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