2024 年 12月 22日 (日)
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金建希氏、殉職少佐の遺族に自筆の手紙

キム・ゴニ(金建希)氏が遺族に送った手紙©news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の妻、キム・ゴニ(金建希)氏が26日、今年1月の戦闘機墜落事故で殉職した故シム・ジョンミン少佐(29)=大尉から特進=の遺族に自筆の手紙を送り、「シム少佐の犠牲にもう一度、深く敬意を表する」と哀悼の意を伝えた。

◇民家への墜落を防ぐため脱出せず

今年1月11日、水原(スウォン)基地を離陸して上昇していた第10戦闘飛行団所属の戦闘機「F-5E」1機が急降下し、基地から西に約6キロ離れた京畿道華城(キョンギド・ファソン)市の山に墜落、操縦していたシム大尉(当時)が殉職した。

シム大尉は、離陸後、戦闘機両側のエンジン火災警告灯を確認したものの、進行方向に民家があることを知り、民家への墜落を防ぐため脱出せず飛行を続けた。

当時、大統領候補だったユン氏はシム少佐の遺体安置所を弔問。キム氏も6月18日、ソウルで開かれたシム少佐追悼詩集発刊会兼音楽会に非公式に出席した。キム氏の音楽会への出席は行事関係者も知らなかったという。

戦争記念館で儀仗隊を査閲するユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と妻のキム・ゴニ(金建希)氏(大統領室写真記者団)©news1

◇「真心で書かれた手紙。胸がいっぱいに」

シム少佐の遺族は最近、ユン大統領の弔問や、キム氏の追悼音楽会出席への感謝を伝えるため、2人にあてて手紙を送った。そこには「心の中で感謝するだけでは収まらない気持ちで、シム少佐の名前で感謝の気持ちを伝える」などとつづられていた。

これに対し、キム氏はシム少佐の両親に自筆で返信を送り、「ご子息を失った悲しみが依然として続いてらっしゃるはずなのに、追悼音楽会に立ち寄り、少しばかりの慰労しか伝えられなかった私に、むしろ感謝の気持ちを表わしてくださり、申し訳ない気持ちさえします。真心で書かれた手紙で、胸がいっぱいになりました」と記した。

シム少佐の遺族は26日、news1の取材に「キム氏の返事はまったく予想していなかった。今朝、書留で返事が来て、驚き、家族がとても感動した」と話している。

©news1

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