2024年のノーベル文学賞に、「少年が来る」など光州民主化運動の苦しみを書いた韓国の小説家、ハン・ガン(韓江)氏(53)が選ばれた。韓国人のノーベル賞受賞は2000年のキム・デジュン(金大中)大統領(当時、故人)に続いて2人目。
スウェーデン・アカデミーは10日、受賞理由を「歴史のトラウマと向き合い、人の人生の脆弱さを露呈した強烈な詩的散文」とし、高く評価した。
受賞の連絡を受けたハン・ガン氏は「他の日と同じように過ごした。息子と夕食を終えたばかり」と話したという。
ノーベル文学賞はこれまでに121人が受賞し、このうち女性はハン・ガン氏を含めて18人。
賞金は1100万スウェーデンクローナ(約1億6000万円)。
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