
酒に酔った韓国の40代男性が他の客に椅子を投げつけるなどの暴行を加え、罰金100万ウォン(約10万円)の略式命令を受けた。JTBCの報道番組「事件班長」が防犯カメラ映像を公開し、詳細が明らかになった
事件は今年4月2日に世宗市(セジョンシ)の飲食店で発生した。被害者の男性によると、恋人から「隣のテーブルの酔っ払いが話しかけてきて怖いから来てほしい」と連絡を受け、現場へ駆け付けると、2人の中年の男が彼女のテーブルをじっと見つめていた。
男性は、相手がかなり酔っていたので無視しようとしたが、行動がだんだんエスカレートしてきたため店主に止めてもらおうとした。店主が「出ていってください」と男たちに言うと、そのうち1人が突然男性に近づき、頬を殴った。
さらに男は椅子を投げるなど店内で大暴れ。警察が駆けつけ、ようやく騒動は収まった。男性は全治2週間のけがをした。

男は取り調べに「酒に酔っていて覚えていない」と供述。男性との示談交渉では「本当は謝りたくないが、道義的に病院代は払う」と言って100万ウォンを提示。反省の色は見えなかったという。
この事件は検察に送致され、男は先月30日、単純暴行罪で罰金100万ウォンの略式命令を受けた。
ネット上では「罰金だけでは軽すぎる」「記憶にないと言えば許されるのか」といった批判の声が相次いでいる。
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