
泥酔状態で自ら警察署に現れ、花壇に立ち小便を試みるという信じ難い行動を取った飲酒運転者の姿が韓国で公開され、波紋を呼んでいる。
ユーチューブチャンネル「釜山警察」には最近、「虎の穴に自ら飛び込んだ飲酒運転者」というタイトルのショート動画が投稿された。
映像は5月7日、青い軽自動車1台が釜山市海雲台の交番の駐車場に入ってくる場面から始まる。車から降りた中年の男性は、ふらつく足取りで交番の花壇に向かって歩き出し、そのまま立ち小便をしようとした。
その不審な様子に気付いた交番の警察官が近づき、「今、何をしているんですか?」と尋ねると、男性は「代行運転を呼んで家に帰ろうとしていた」と答えた。
警察官によると、男性の口からははっきりと酒の匂いがしていた。警官が「ここまでどうやって来たんですか?」とさらに問いただすと、男性はしどろもどろになり、答えに詰まった。
飲酒運転の疑いを抱いた警官は、その場で男性を交番内に連れて行き、飲酒検査を実施。結果は免許取り消しレベルの泥酔状態だった。
当初、飲酒運転を否定していた男性も、警察が交番駐車場の防犯カメラ映像を見せると、自ら運転してきた事実を認めた。
この映像を見たネットユーザーからは「警察も呆れるだろう」「飲酒運転は習慣。人の命を脅かす行為は絶対にしてはいけない」といった厳しい批判の声が相次いでいる。
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