
韓国・江原道春川(カンウォンド・チュンチョン)のリハビリ病院で、男が運転する電動車椅子で入院患者に突進し、けがをさせる事件が発生した。男は酔っ払って毎日のように病院に現れ、騒動を繰り返していた。8月1日放送のJTBC「事件班長」が報じた。
番組に通報したのは、腰の手術後、長期入院している被害者。事件は7月29日夜、病院前で起きた。
男は約3年前、この病院に入院していた元患者で、退院後も治療のため頻繁に病院を来訪。毎回酔って現れ、大声で歌を歌ったり、他の患者や職員に絡んだりしていた。
病院側はこれまで約30回にわたって警察に通報。警察も度々出動して男を連行したり帰宅させたりしてきたが、騒動は一向に収まらなかった。
3カ月前には男が被害者の息子に暴言を吐いて絡み、被害者とのトラブルに発展。男はこの件で罰金刑を受け、その後は被害者と顔を合わせないようにしていたらしい。

ところが今回、偶然病院の前で被害者と鉢合わせた男は電動車椅子で突進。被害者は衝突して道路側に転倒した。
被害者は「手術した腰の状態が悪化し、首の神経にもダメージを受けて足がしびれている」と述べ、治療費などで約150万ウォン(約15万円)の損害が発生したと訴えている。
警察は事件として受理しており、近く被害者から事情を聴く方針。
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