
ソウル・江南(カンナム)の高級ダイニングで、男性客が店主のシェフに暴言を吐き、暴行を加える事件が発生した。韓国の放送局JTBC「事件班長」が報じた。
報道によると、シェフは8月5日、個室を取った男女4人に料理を提供。個室なので料理の説明はできないと案内したが、客側は「無視された」と受け取ったようで「サービスが悪い」などと不満を言い立て始めた。
酒の勢いもあって客は閉店時間の午後10時になっても居座り、メイン料理すら出せない状況に。また、個室でたばこを吸うなどマナー違反も起こした。

シェフが「申し訳ないのですが」と言いながら食器を片付け始めると、「まだ食べているのに」と激高。男の客が「態度が気に入らない」と怒鳴り、首を絞めて「静かに殺すこともできる」と脅迫した。
さらにキッチンに物を投げつけ、「雑用で金を稼いで楽しいか」などと大声で侮辱。他のシェフが止めようとしたが、同行者は「俺は弁護士。機嫌が悪ければそうなる」と制止しなかった。
客たちは代金を支払わずに店を出ようとしたため、店側が警察に通報。男らは「接客が不親切だった」と釈明している。警察は防犯カメラ映像の提出を受けるなどして捜査している。
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