韓国郵政事業本部は9日、郵便局を装ったボイスフィッシング被害を防ぐため、配達員が電話をかける際に発信者情報を相手の携帯電話に表示するサービスを開始した。
相手の携帯電話に表示される映像情報は、郵便局のシンボル画像と公益情報を基にしており、盗用は不可能だ。これにより、ボイスフィッシングのような金融詐欺の試みを事前に防ぐことができる。
このサービスはAndroidのスマートフォンで利用可能で、利用を希望しない場合は携帯電話通信会社のカスタマーセンターで停止することができる。
現在、配達員が使用している業務用PDAの大多数(90%)でこのサービスが導入されており、まだこの機能が提供されていない残りの端末についても年内にサービスが提供される。
一方、韓国郵政事業本部は郵便局の宅配用の箱を利用して金融犯罪被害防止のための広報活動を展開している。ソウルおよび首都圏地域の郵便局686局で、被害防止の案内を描いた宅配箱を制作し、使用している。
(c)KOREA WAVE