韓国スマートフォン市場に外国製携帯電話の攻勢が激しい。中国スマートフォン大手の小米(シャオミ)と米携帯電話機大手モトローラ(MOTOROLA)が国内市場の攻略を強化しているなか、最近、英スタートアップまでが「透明スマートフォン」の韓国での発売を発表した。
英新興デジタル製品ブランド「ナッシング(Nothing)」(2020年10月設立、本社ロンドン)は17日、スイスで開かれた世界最大の芸術品博覧会「アートバーゼル(Art Basel)」で、裏面が透明な新型スマートフォン「phone (1)」を発売した。この製品は、ナッシングが発売した初のスマートフォンだ。
ナッシングは「phone (1)」の競争力を「デザインの芸術性」だとする。透明な裏面ケースを採用し、部品がすべて見えるのが特徴だ。フレームは100%再生アルミ素材を使用し、軽量の割には丈夫にできている。
韓国では外国産ブランドが相次いで市場に進出している。
韓国撤退から9年ぶりに戻ってきたモトローラは、今年5月に韓国市場でスマートフォンの新製品を発売。折りたためるフルダブルフォンも近く発売する予定だ。
シャオミもやはり「紅米(HongMi)」シリーズなど、さまざまなスマートフォンを発売し、オフライン売り場もオープンして国内市場に絶えず挑戦を続けている。
外国産携帯電話の挑戦は続く一方で、韓国市場は鉄壁だ。サムソン電子とAppleの国内シェアが99%にもなるため、参入する余地はない。
©MONEYTODAY