2025 年 6月 25日 (水)
ホーム社会違法改造BB銃で犬4匹襲撃、1匹死亡…韓国・現役海兵隊員ら「悪質すぎる」動物虐待

違法改造BB銃で犬4匹襲撃、1匹死亡…韓国・現役海兵隊員ら「悪質すぎる」動物虐待

JTBCニュースが報じた映像キャプチャー(c)news1

韓国・慶尚南道の巨済(コジェ)で、BB弾(プラスチックを球形に成型、研磨したもの)で犬を撃って死なせた20代の男3人に対し、ネット上で実名・顔写真などの個人情報が急速に拡散されるとともに、厳罰を求める世論が高まっている。

事件は6月8日午前1時ごろ、巨済市一運面のある飲食店の敷地内で発生。20代の男3人がペンションに宿泊中、敷地にいた4匹の犬に向かってBB弾を数百発も発射。その結果、犬1匹が死亡、2匹が重傷、残る1匹も極度のストレスに苦しみ、うち1匹は歯が抜けて食事もできない状態だという。

加害者のうち2人は休暇中の現役軍人で、海兵隊に所属しているとされ、もう1人はその兄弟である一般人。あるSNSユーザーは「1998年生まれのホテル勤務者、彼の弟はある大学の体育学科所属」と具体的なプロフィールを公開した。

使用されたのは、一般的なおもちゃのBB弾銃ではなく「模擬銃砲」とされ、アルミ缶を貫通するほどの威力を持つ違法改造品だったとの指摘も出ている。あるネットユーザーは「破壊力の痕跡からして、市販のBB弾とは思えない。人に撃てば皮膚に穴が開くレベル」と説明した。

事件後、動物愛護団体などは「動物を殺した現役海兵隊員の厳罰を求める署名運動」を展開。請願や通報も相次いでいる。

被害犬の飼い主は「加害者に理由を尋ねたところ、言い訳が何度も変わった。最初は犬に噛まれたと言い、次は冗談だったと言い、最終的には酔っていたと。だがペンションの店主によれば、飲んだのは小さなビール缶4本だけだった」という。

事件が軍関係者を含むことから、軍や司法当局の対応に注目が集まっている。動物保護法や銃砲刀剣類所持等取締法の適用、さらには模擬銃の違法改造の有無についても厳密な捜査が求められている。

(c)news1

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