
韓国各地で猛暑が続き、熱中症による救急搬送者が今年1500人を超えた。昨年同期の3倍にあたり、死者も9人に上った。疾病管理庁の発表によると、5月20日から7月12日までに報告された熱中症患者は累計1507人。前年は523人で死者は3人だった。
性別では男性が1178人と全体の77.3%を占め、女性は345人(22.7%)だった。年齢層別では65歳以上が34.0%と最多で、特に高齢者の被害が目立つ。年代別では60代が20.2%、50代が16.7%、以下は40代12.9%、30代12.7%、80代以上12.3%、70代12.0%、20代9.8%、10代3.3%、0〜9歳が0.2%。
症状別では、熱疲労が全体の59.3%と最多。次いで熱射病18.7%、熱けいれん11.8%、熱失神8.9%が続いた。職業別では単純労務従事者が24.4%で最も多く、屋外や高温環境で働く人々のリスクが浮き彫りになっている。
7月中旬には一部で雨が降り一時的に暑さが緩んだが、今後も高温が予想される。当局は高齢者や屋外労働者に向け、水分補給や休息の重要性を呼びかけている。
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