
ソウル市は9月28日、同18日に就航した水上交通「漢江バス」の運航を29日から約1カ月間中断し、10月末まで乗客を乗せない「無乗客試験運航」を実施すると発表した。就航直後から電気系統や舵の不具合など複数の技術的問題が発生したため、安全性を確保する。
市は気候同行カード利用者が漢江バスに乗るため追加支払った5000ウォンを返金する方針。
試験運航は通常と同じく蚕室~麻谷間を往復7回、1日計14回実施され、運航データを蓄積して天候など多様な状況に対応する能力を高める。並行して船体や機械・電気系統の安定化、運航人員の熟練度向上、整備体制の整備を進める。変更事項は公式ホームページやカカオマップなどで告知される。
漢江バスは7つの船着場を結ぶ延長28.9キロの新たな公共水上交通手段として注目を集めた。しかし就航直後から悪天候による一時中断や、電気系統・舵の異常による運航停止が相次いだ。
今回の運航中止は、相次ぐトラブルを受けてオ・セフン(呉世勲)ソウル市長が指示したものとされる。この影響で年内に予定されていた船舶12隻・1日48往復への拡大計画にも支障が出そうだ。市は試験運航終了後、ハイブリッド船や電動船を追加投入する方針を示している。
(c)news1