2025 年 1月 21日 (火)
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通信各社とIT企業のAI戦略…韓国型AIでグローバル市場突破を目指す

(c)news1

韓国の通信各社とIT企業が、それぞれの強みを活かしたAI戦略を発表し、韓国型AIがグローバル市場で競争力を持つための道を模索している。SKテレコム、KT、LGユープラス、ネイバー、カカオのCEOらは2025年のAI戦略について語り、それぞれのビジョンを明らかにした。

通信大手3社は、AI技術の発展とグローバル協力を軸にAIエコシステムの構築を目指している。KTはマイクロソフトとのパートナーシップを通じて、高いセキュリティを備えた「セキュアパブリッククラウド」の開発に力を入れる。一方、SKテレコムは「K-AIアライアンス」を拡大し、AIと専門産業を結びつけることで、世界市場での競争力を強化する方針を示した。

LGユープラスはGoogleのGemini技術を活用したAIモデルの商用化を進め、顧客のニーズに応じたAIカスタマイズ能力を強化。通信に特化したAIサービスの開発を推進している。

IT企業では、ネイバーが全サービスにAIを組み込む「オンサービスAI」戦略を掲げ、ユーザーが日常でAIの価値を実感できるよう取り組んでいる。カカオは「モデルオーケストレーション」戦略を通じて、ユーザーに最適なAIを提供する超個人化サービスを拡大し、新しいビジネスモデルを展開していく計画だ。

通信業界はボランタリーな技術連携やセキュリティを重視する一方、IT企業は個人化や日常的な利便性を軸にした戦略を採用。それぞれが持つ独自の強みを活かし、韓国型AIが国際市場で存在感を発揮することが期待されている。

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