2024 年 10月 18日 (金)
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輸出拡大の韓国防衛産業各社、下半期に大規模な公開採用

韓国型宇宙発射体ヌリ号(航空宇宙研究院提供)(c)news1

輸出拡大が目立つなど韓国の防衛産業が好調なことを受け、ハンファエアロスペースや韓国航空宇宙産業、LIGネクスワン、現代ロテムなど主要防衛産業メーカーが一斉に下半期の大規模公開採用を進めている。

ハンファエアロスペースは▽研究開発▽製造・生産技術▽物流・資材管理▽品質管理・技術――など6分野で25日までに志願書を受け付ける。今年4月、ハンファエアロスペースがハンファの防衛産業部門まで合併して統合発足した後に実施する初めての公開採用だ。

韓国航空宇宙産業(KAI)も例年より規模を増やし100人以上の新入職員を採用する予定で志願書受付は25日までだ。

現代ロテムも鉄道・防衛産業・エコプラント事業の全部門で17日まで公開採用を進めた。採用規模は約80人。現代ロテムは2018年以後、景気低迷などで経営状況が悪化し採用を縮小したが、昨年K2戦車輸出契約などで実績が改善され採用規模を大幅に増やした。

誘導兵器を主力事業とするLIGネクスワンも17日まで新入・中途・採用連係型インターンを公開採用した。

特に企業の人材需要が爆発的に増加しているのは宇宙・航空分野だ。政府は「2032年月着陸、2045年火星着陸」という「宇宙経済ロードマップ」を発表し、民間企業の宇宙事業への積極的な投資を進めている。

しかし、こうした分野での人材供給は少ない。ソウル大学と釜山(プサン)大学、韓国科学技術院など全国9つの国立大・科学技術院と8つの私立大に航空宇宙工学科があるが、人材を充足するには足りない。科学技術情報通信省によると、米国は宇宙産業従事者が17万人だが、韓国は1万人にとどまる。

これに対し、企業は宇宙産業人材の発掘・育成にも力を注いでいる。ハンファエアロスペースは下半期の公開採用とは別に、先月、エンジンシステム、燃焼器設計、誘導や姿勢制御など宇宙事業の10余りの分野で新入社員を採用し、中途社員は常時採用している。

(c)news1

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