
ソウル市冠岳区(クァナクグ)で、路地裏の複数箇所に放火した男が逮捕された。本人は「消防士が火を消してくれると思った」と無責任極まりない供述をしているという。警察庁が公式YouTubeチャンネルで「腹が立って火をつけた?衝撃的な現場映像」と題する動画を公開した。
映像は7月に撮影されたもの。男が路地をうろつきながら複数のゴミの山に火をつける姿や、立ち去った直後に炎が上がる様子が記録されていた。近隣住民が消し止め、大きな被害は出なかった。
警察は放火とみて、防犯カメラ映像の分析や住民からの聞き取りを勧めるとともに、防犯カメラ映像をつないで容疑者の動線をたどる「リレー捜査」で自宅を特定した。
男は当初容疑を否認していたが、犯行当時かぶっていた帽子が自宅で見つかったことなどが決め手となり、逮捕された。
取り調べに男は「無断投棄されたゴミに腹が立った。どうせ消防士が消してくれるだろうと思った」と話しているという。
ネット上では「自己中心的すぎる」「市民全体への重大な脅威だ」「消防をなんだと思っているのか」など非難の声が相次いでいる。
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