2026 年 2月 10日 (火)
ホーム政治北朝鮮超大型党旗に戦闘機編隊…北朝鮮「金正恩体制」の次を占う党大会が間近

超大型党旗に戦闘機編隊…北朝鮮「金正恩体制」の次を占う党大会が間近

5日、衛星写真の分析により、過去に党大会が開かれた平壌の4・25文化会館の外壁に赤色の装飾が設置されるなど、行事準備の動きが新たに確認されたと報じた=NKニュース提供(c)news1

北朝鮮が第9回朝鮮労働党大会を旧正月前に開幕させるとの見方が強まっている。党大会の開催地と目される平壌一帯で大型装飾の設置が進み、キム・イルソン(金日成)広場での大規模群衆動員や軍事パレードに向けた準備の兆候も相次いで確認されたことから、開幕が間近に迫っている可能性が高い。

米国の北朝鮮専門メディアNKニュースは5日、衛星写真の分析結果として、2016年と2021年に第7回、第8回党大会が開かれた平壌の4・25文化会館の外部に、労働党旗を象徴する赤色の装飾が設置されたと伝えた。過去2回の前例では、こうした動きは大会開幕のおよそ1週間前に確認されていたという。

平壌国際空港では、1月11~17日の間、記念行事での投入が見込まれる戦闘機編隊の配備が衛星画像で捉えられた。NKニュースは、2025年10月や2023年7月の軍事パレードの際にも、約1カ月前から同空港周辺で戦闘機の訓練が確認されていたと補足している。

また、キム・イルソン広場では大規模な群衆動員に向けた準備が進む様子が、1月28日と2月3日に撮影された衛星写真で確認された。2月3日の画像では、綾羅島にある「5月1日競技場」の外周テント下に、横約50メートル、縦約25メートルに及ぶ超大型の党旗が設置された様子も写っている。この場所では、党大会後に大規模な祝賀公演が催される可能性が高い。

さらにNKニュースは、約1万2000人規模の兵力が2025年11月以降、平壌の美林(ミリム)訓練場で軍事パレードの訓練に入ったとみられるとも伝えた。

党大会は、党規約の改正や指導部人事、対外・対南戦略など、今後の国家路線を示す北朝鮮最大の政治行事だ。専門家の間では、今回の第9回大会がキム・ジョンウン(金正恩)総書記体制の中長期戦略を公式化する節目となる可能性があるとして、開催時期と発信されるメッセージに注目が集まる。

一部では、体制の結束効果を最大化する狙いから、故キム・ジョンイル(金正日)総書記の誕生日である16日前後に大会が閉幕する日程を想定したとの見方も出ている。大規模な軍事パレードと群衆行事を組み合わせ、体制安定と指導力誇示の双方を狙う思惑があるとみられる。

もっとも、北朝鮮は党大会の日程を公式には公表していない。実際の開催時期は、今後の党政治局会議などを経て最終決定される見通しだ。

(c)news1

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