ソウル市自治警察委員会が市民主体の地域治安向上の取り組みの一環として、運動と地域見守り活動を結びつけた「ランニングパトロール」の導入計画を進めている。
同委員会が2022年5月から始めた「ペットパトロール隊」は、犬を散歩させながら地域内の危険な事案を見つけ出し、警察(112)や市のコールセンター(120)に通報する活動に取り組んだ。これまでに1704チームが参加し、年間約5万5000件の活動実績を上げた。
また、同年10月にスタートした「大学生パトロール隊」は、キャンパス内外や主に女性らの帰宅経路を夜間に巡回して危険な状況に遭遇した際に通報する試みで、現在はソウル市内13大学で398人の学生が参加している。
これらを通じて自治警察委員会は住民参加型の治安モデルを推進しており、新たに「ランニングパトロール」が試験的に導入されることになった。ランニング愛好者を募り、夜間にランニングをしながら地域内を巡回する形で活動する。初年度には10チーム、約100人の参加を目標にしている。
ソウル市自治警察委員会は「地域の安全は市民の主体的な参加から始まる。安全なソウルを目指し、市民の意見を反映した地域治安政策を積極的に推進していく」と意欲を示した。
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