2026 年 3月 30日 (月)
ホームライフスタイル賞味期限はわずか2週間…韓国で加速する“15日周期”の食ブーム、SNS発の流行を追い続けるMZ世代の限界

賞味期限はわずか2週間…韓国で加速する“15日周期”の食ブーム、SNS発の流行を追い続けるMZ世代の限界

インスタグラム投稿画面の画像(c)news1

韓国で食品トレンドの移り変わりが急速に短期化している。SNS発の流行は約15日周期で入れ替わり、消費者の間では流行を追い続けることへの疲れも広がり始めている。

28歳の会社員は、SNSで話題となった光州のカボチャ入りインジョルミ「チャンオクトック」を求め、ソウル高速バスターミナルで当日配送を利用した。送料は約1万ウォン(約1100円)だったが、家族や知人と共同購入して負担を抑えたという。

この会社員は1月には「ドバイもちもちクッキー」、3月初めにはバター餅を求めて開店前から並ぶなど、流行の食品を積極的に追ってきたが、「変化が速すぎてついていくのが大変」と話している。

データによると、これらの食品はすべてSNSを通じて拡散され、約2週間ごとに検索量のピークが入れ替わっている。味そのものよりも、どれだけ露出されるかが消費を左右する傾向が強まっている。

背景には、取り残されることへの不安とされる心理がある。流行を一度体験すると満足感が得られ、その後は関心が急速に薄れるため、次の流行へと移行する構造がある。

専門家は、現在の食品トレンドは味よりもSNS上での露出が消費を決める同調消費の典型だと指摘する。誰でも手軽に購入できる食品であるため、流行が購買行動に直結しやすいという。

一方で、こうした短命なブームは事業者にとってもリスクとなっている。流行に合わせて原材料を確保しても、すぐに別の商品へ関心が移るため、コスト回収が難しくなる。実際、ある商品の流行時には主要材料の価格が約68%上昇した例もある。

消費者の間でも違和感が広がっている。30代女性は、話題だから並んで購入したものの、無理に流行を作っているように感じたと語る。

専門家は、このような短期的な流行の繰り返しにより消費者の疲労感が増し、今後は流行そのものへの関心が弱まる可能性を指摘する。一部は流行を追い続けるものの、多くは定番商品へ回帰するとの見方が出ている。

(c)news1

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