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賃貸住宅の家主が返還すべき保証金を株式投資で失ったとし、助言を求めた投稿が韓国で物議を醸している。韓国の会社員向け匿名掲示板「ブラインド」に掲示された「負債1億8000万ウォン(約1980万円)の助言を求む」という投稿だ。
投稿したのは自動車メーカーに勤める会社員。「2026年2月までに賃借人に返さねばならない保証金1億8000万ウォン(約1980万円)を株取引で失った」とし、「賃借人は結婚を理由に退去を希望している。法的問題を回避する方法を教えてほしい」と書き込んだ。
「銀行から借りるべきだ」との意見が寄せられたが、投稿者は「金利負担が大きく耐えられない」と答え、「家を売れ」との助言も「それは嫌だ」と突っぱねた。そして「次の賃借人を見つけるしかない」との提案に「それしかないようだ」と同意した。
また、「支払わないつもりはない。裁判でも『払う意思はあった』と言えば無罪になる」と開き直り、批判を招いた。
ネット上では「保証金詐欺に問われたくなければ家を売るか借りるべきだ」「他人の金を使い込むのは犯罪だ」といった厳しい声が相次いだ。
現実的な対応策として「賃貸保証金返済のための融資を受け、次の賃借人の保証金で埋めるのが最善」との意見もあった。しかし、投稿者が融資を拒む限り、賃借人が「賃借権登記」をすれば強制競売にかけられる可能性が高いとの指摘もあった。
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