2025 年 1月 15日 (水)
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警察、医師など専門職のアカウント、高額売買…韓国ネットコミュニティで身分詐称の投稿続出

ブラインドなどキャプチャー(c)news1

韓国の会社員匿名コミュニティ「ブラインド」に「警察庁職員」アカウントで殺人予告文を載せた男性が、実際には警察庁職員ではないことが明らかになり、コミュニティでのアカウント盗用が問題となっている。「ブラインド」への加入には、職場の電子メールなどで本人の所属の認証が必要だ。だが、最近は匿名性を隠れみのに身分を詐称するために利用されている。

中古品取引プラットフォームなどでは先月31日の段階で「ブラインドアカウント買います」「ブラインド専門職ID買います」などの掲示文が登場していた。アカウントの価格は2万~10万ウォン(1ウォン=約0.1円)台だ。医師など一部の専門職アカウントは価格が200万~300万ウォンまで急騰する。

先月21日に警察アカウントによってソウル・江南駅での殺人を予告して摘発された30代男性も「アカウントを買った」と供述しているという。

最近、韓国の大手証券会社のある職員は、ブラインドに「医師のアカウントが300万ウォンで取り引きされている」と投稿している。コメント欄には医師のアカウントを持った人が、取引への関心をほのめかしている。

アカウントを購入する人の中には、口コミにより低コストで顧客獲得を図る「バイラルマーケティング」や世論操作などを目的とする人もいるようだ。

現在、ブラインドはアカウントの取引に関する投稿を全て削除している。ブラインド側は「詐称アカウントを定期的に調査しており、非正常な方法で取得されたアカウントについては永久に遮断する」としている。

(c)MONEYTODAY

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