韓国・仁川(インチョン)市の新任の9級公務員8人が、職務中に無断で研修施設を抜け出して飲酒したとして減給2カ月の懲戒処分を受けた。
仁川市などによると、市の人事委員会はこのほど、公務員としての品位維持義務違反などを理由に8人の処分を決めた。減給は公務員の懲戒基準で軽い処分に分類される。
問題は昨年12月2日に発生。8人は仁川市西区(ソグ)の人材開発院で実施されていた新任人材養成研修を抜け出し、近くの飲食店で飲酒したという。全員が試用期間中だった。
このうち1人は意識がなくなるほど飲酒し、警察官が駆け付ける事態となった。ただし、犯罪行為はなかったとされる。
人材開発院は内部規則上の重大事故に該当するとして8人を退所させ、後日再び研修を受けさせることにした。仁川市の関係者は「詳細は公開できない」としている。
公務員の9級は新任の最も低いランク。
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