
結婚30年の夫婦で、夫の長年にわたる不倫と別居をきっかけに、離婚を決意した女性の相談が韓国で紹介され、関心を集めている。
4月1日に放送されたラジオ番組で、相談した女性は「夫は個人で歯科医院を運営しており、子どもたちはすでに社会人になっている」と語った。
夫婦関係に変化が現れたのは約5年前だった。夫の帰宅が遅くなり、夜間の外出や電話が増えたという。ある日、夫の携帯電話に届いたメッセージを偶然見て、不倫の事実を知った。
当初、夫は不倫を否定したが、最終的には関係を認めて謝罪した。女性は離婚も考えたものの、当時は子どもがまだ独立していなかったため、夫婦関係を維持する道を選んだ。その後、不倫相手を相手取って慰謝料請求訴訟を起こし、約2000万ウォン(約211万4000円)を受け取った。
しかしその後、夫は「一人の時間が必要だ」として家を出て、3年間にわたり別居状態が続いた。連絡はほとんどなく、子どもにだけ会っている状況だったという。
さらに娘から、父親が今も同じ女性と関係を続けていると聞かされ、女性は衝撃を受けた。慰謝料も実際には夫が肩代わりして支払っていたことが分かり、夫はその女性と暮らすため地方に移っていたという。
女性が離婚を決意すると、夫は「不貞は過去のことで、すでに許されたはずだ」と主張し、慰謝料の支払いを拒否した。別居期間中に形成された財産についても、分割の対象ではないと主張している。
これに対し専門家は、不貞行為が継続している場合、離婚請求権は消滅しないため、現在でも離婚や慰謝料の請求は可能だと指摘した。
また、長期の別居や家庭の放棄も離婚理由に該当する可能性があるとし、別居中に形成された財産も分割対象となる余地があると説明した。
長年の結婚生活の末に明らかになった裏切りと、その後も続く関係をめぐり、法的・倫理的な問題が改めて問われている。
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