観光レジャー産業が急速に回復している。韓国文化観光研究院が21日発表した「5月観光レジャー消費支出動向」報告書によると、今年1~5月の観光レジャー総支出額は31兆8625億ウォンだった。
新型コロナ以前の2019年同期に比べて14.1%減少したが、昨年と比べると早い回復傾向だ。
研究院によると、1~5月の観光レジャー消費は2019年には37兆768億ウォンから新型コロナ後の2020年には26兆3472億ウォン、2021年には26兆5515億ウォンに急激に減少した。しかし、今年は31兆8625億ウォンと回復傾向を見せた。
外国人観光に比べ、韓国人観光の回復がさらに早かった。
1~5月の韓国人による支出額は31兆1818億ウォンで、2019年同期に比べて9.5%少ない。一方、外国人支出額は6807億ウォンで、74.0%減少した。韓国政府が6月1日に観光ビザ発給を再開するまでは外国人の韓国観光が難しかったためと分析される。
業種別では遊園地施設業と観光宿泊業の回復が早く、旅行業は遅かった。
1~5月の遊園地施設業支出は2019年同期に比べ47.5%増加した2567億ウォンを示した。動物農場の支出が55.1%増加し、遊園地は51.1%、水族館は32.5%それぞれ支出が増えた。
一方、旅行業(観光旅行会社)の支出は2019年に比べて90.3%減少した1037億ウォンを記録した。免税店も68.5%減の5882億ウォンにとどまった。航空会社は54.1%減の1兆4758億ウォンだった。
1~5月の観光レジャー消費支出による生産誘発効果は60兆2686億ウォン、雇用誘発効果は3万4100人と推定された。
業界関係者は「6月から外国人観光客が本格的に流入し始めた。観光レジャー産業がより速く回復するものと観測される」と展望している。
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