2024 年 11月 25日 (月)
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行き場のないお金12.7兆ウォンが銀行に殺到、逆マネームーブ現象

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韓国で5月に入って3週間ぶりに銀行預貯金に12兆ウォンを越えるお金が殺到した。特に預金の増加幅は、すでに月単位で今年の最大水準だ。適当な投資先を探すのが難しい中で、預貯金金利が上がると銀行に市中資金が戻ってくる「逆マネームーブ」が本格化する様相だ。

銀行関係者によると、KB国民、新韓(シナン)、ハナ、ウリ、NH農協銀行など5大銀行の19日時点の定期預貯金残高は、先月末と比べて12兆7377億ウォン増えた709兆3367億ウォンだった。預金が増えた影響が大きかった。これら銀行の預金残高は前月比で12兆2629億ウォン増えた。

銀行界は5月の預金増加幅が今年に入って最も大きいと見込んでいる。今年、預金が最も多く増加したのは1月で、11兆8410億ウォン増えた。市中銀行関係者は「営業日で1週間程度残っているが、営業店現場では確実に預貯金需要がある」と話した。

積立金は4748億ウォン増加した36兆4339億ウォンと集計された。積金残高は2月に増加し始めて以後、着実に増えている。これら銀行の毎月の積立金の増加幅は▽2月は2500億ウォン▽3月は3544億ウォン▽4月は8055億ウォン――などとなった。

株式、コイン、不動産など資産市場の調整で投資心理が萎縮し、預貯金金利が上がった影響と見られる。

銀行関係者は「投資に使われていた資金が、低い収益率でも保障される銀行の預貯金に集中している。最近、韓国での銀行金利引き上げに合わせて銀行が直ちに預貯金金利を上方修正しその魅力度が高まった」と話した。

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