2025 年 5月 20日 (火)
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致死率最大75%ニパウイルス、韓国で「1級感染症」に指定へ…新型コロナ以来5年ぶり

(c)news1

致死率最大75%にも達するニパウイルス感染症が、韓国で新たに「第1級法定感染症」に指定される見通しとなった。疾病管理庁が18日発表した。関係省庁との協議など行政手続きを経て、早ければ7月中に指定される見込み。

新型コロナウイルス以後、5年ぶりの追加指定となり、主に発生地域である東南アジアへの旅行者に注意が呼びかけられている。

ニパウイルスは1998年、マレーシアのニパ地区で初めて確認された。以降、インドなどを中心に220人以上の死亡例が報告されている。潜伏期間は4~14日で、発熱や筋肉痛の症状が現れ、重症化すると脳炎を引き起こし、発作や昏睡状態に陥ることもある。

同ウイルスは人間と動物の両方に感染する人獣共通感染症。感染経路としては、中間宿主とされるフルーツコウモリが好むナツメヤシの果汁を吸った後、その果汁を人間が摂取することなどが原因とされている。世界保健機関(WHO)も、インドやバングラデシュでの感染拡大はこの飲料が原因である可能性が高いと分析している。

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