2024 年 11月 22日 (金)
ホームライフスタイル脱毛が気になる秋…韓国の学者「要警戒はストレス、無理なダイエット、食べすぎ」

脱毛が気になる秋…韓国の学者「要警戒はストレス、無理なダイエット、食べすぎ」

(c)MONEYTODAY

秋は抜け毛の季節だ。毛髪には毛が伸びる「成長期」、状態を維持する「休止期」、頭皮から抜ける「退行期」がある。実は、秋は退行期に当たるのだ。

脱毛は遺伝と環境要因が複合的に作用して起きる。ほとんどは遺伝子と男性ホルモンの作用で発病する「アンドロゲン脱毛症」だ。男性ホルモンが毛包からジヒドロテストステロンに変わり、脱毛を引き起こす。額の両端が上がりながらM字型を呈するようになり、頭頂部側の髪の毛は抜けるものの後頭部は維持される特徴がある。

脱毛をチェックする第一の方法は抜け毛の数を数えること。人間の毛髪は約10万本程度で通常1日50~60本程度が抜けるが、これが100本以上となれば「黄信号」だ。韓国・中央大学病院皮膚科のキム・ボムジュン教授は「髪の毛が普段より多く抜け、細くなっていれば脱毛を疑うこともできる」と話す。期間を決め、抜けた髪の毛の本数の平均を出すのがよいという。

次にチェックすべきは家族歴。両親や祖父母、兄弟の中で髪の毛が細かったり、極端に多く減ることなどを経験した人がいれば、本人にも脱毛が訪れる可能性が高い。

そしてヘアラインと頭頂部を注意深く見守ること。キム教授は「額、頭頂部は脱毛が始まる部位で定期的に写真を撮って毛髪の変化を比較してみる方法をお勧めする」と話している。

脱毛を誘発する遺伝的な要因は変えられないが、環境的な要因は管理できる。まずストレスを減らすこと。無理なダイエットや食べ過ぎによる肥満は要警戒だ。

もちろん毛髪と頭皮のケアにも気を使わなければならない。ヘアスプレーやジェル、ワックスなどはあまり使用せず、カラーリング、コーティング、パーマもできるだけしない方がよい。髪を洗う際には頭皮をマッサージするようにし、コンディショナーやトリートメントを使うほうが好ましという。

キム教授は「コンディショナー自体が損傷した毛髪を回復させるわけではないが、紫外線から毛髪を保護し静電気を減少させるなどさまざまな利点がある。トリートメントは頭皮に水分と栄養を供給するので男性も使用した方がよい」と語った。

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