
突然の胸の痛みで生命の危機を感じた韓国の30代男性が、女性消防隊員の迅速かつ的確な判断で一命を取り留めたエピソードをSNSで明かした。恩人への感謝を込め、男性は消防署の近隣のカフェに30万ウォン(約3万円)分の飲み物代を先払いしたといい、読む人の心を温めている。
男性は4月6日、自宅で胸を締めつけられるような激しい痛みに襲われ、119通報した。5分後に到着した救急隊の女性隊員が過去の病歴や薬の服用状況を確認し、心電図検査をした。
そして受け入れてくれる病院を探し、大学病院の心臓内科医を見つけて緊急搬送を要請。必死に説得する様子を男性は目の当たりにした。
男性は変異型狭心症と診断され、血管拡張剤の投与で緊急事態を回避することができた。後日、女性隊員から健康状態を確認する電話があり、その気遣いにも感動したという。
そして約2カ月後、男性は手紙を持って消防署を訪れ、女性隊員に感謝の気持ちを伝えた。手紙には「あまり大げさにならないよう感謝を伝えたくて、消防署近くのカフェに30万ウォン分の飲み物を先払いしました。休憩時にぜひご利用ください」とのメッセージが書かれていた。
この出来事にネット上では「命を救う判断力に脱帽」「心から人を助けたいという姿勢が素晴らしい」「元気な姿で感謝を伝えることが何よりの贈り物」といった声が相次いでいる。
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