
ソウルの食べ放題焼き肉店を子連れで訪れた40代の女性が、肉を焦がしたことで店主から暴言を浴び、帰り際に塩をまかれる騒動があった。韓国JTBCの番組「事件班長」が17日に取り上げた。
番組によると、女性が三枚肉を鉄板にのせたままセルフコーナーに副菜を取りに行って戻ると、火が上がり肉が真っ黒に焦げていた。食べられないため別の肉を焼こうとしたが、店主は焦げた肉を再び鉄板に置き「これも食べられる」と不機嫌そうに言った。
女性が「こんなの食べられない」と反論すると、店主は「その肉を焦がしたのは自分だろう」と怒りだし、食事中も終始テーブルを監視していた。
不快になった女性は30分もたたずに退店することにしたが、会計の際に「肉を焦がした環境負担金」として3000ウォン(約320円)を請求された。
女性が「もう二度と来ない」とつぶやくと、店主は「そうしろ」と言い返し、従業員に「塩をまけ」と命じて、子どもたちがいる前で粗塩をまき散らした。
おびえる子どもたちを連れ、慌てて店を出たという女性は「自分は迷惑客なのか」と憤っている。
心理学者のパク・サンヒ氏は「言葉の応酬がけんかに発展した構図だ。肉を焦がされた店主が怒るのも分かる」と理解を示した。一方、パク・ジフン弁護士は「罵声や塩をまく行為は明らかに一線を越えている。決して許される対応ではない」と批判した。
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