韓国の光州(クァンジュ)地裁は、弟との結婚を控えた女性の診療記録を無断で閲覧したとして医療法、個人情報保護法違反の罪に問われた女性看護師(30代)に罰金70万ウォン(約7万7000円)を言い渡した。
判決によると、看護師は2019年から2020年中旬まで光州市南区の病院で、院内ネットワークを利用して4回にわたり被害女性の診療記録を閲覧した。被害女性は弟の婚約者で、看護師は病歴などを調べていたという。
公判で看護師は、閲覧した診療記録は個人情報に該当せず、被害者を助けるための正当な行為だと主張したが、地裁は「診療記録は個人情報に当たり、本人の同意を得ずに閲覧した」と判断した。
そのうえで「初犯である点、犯行に至った経緯などを総合的に考慮して刑を決めた」と述べた。
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