2024 年 12月 23日 (月)
ホーム社会美容室、カラオケ・銭湯も上がり続ける…韓国・サービス物価上昇率、ピークはまだ

美容室、カラオケ・銭湯も上がり続ける…韓国・サービス物価上昇率、ピークはまだ

光州のある美容室でマスクを外して髪の手入れを受ける客(c)news1

韓国で最近、消費者物価の上昇率が鈍化する一方で、ホテル宿泊料や美容室・カラオケ料金など個人サービス物価上昇傾向がいっこうに収束の気配を見せない。

統計庁国家統計ポータル(KOSIS)によると、外食を除いた先月の個人サービス物価は昨年同期より4.6%上昇した。ピークだった昨年10月の上昇率と同じだ。

先月は77項目の品目のうち70項目で価格が上昇した。昨年10月の67項目より3項目多く、2016年1月以降で最も多い水準だ。

価格が最も大幅に上がった項目は、13.7%の上昇率を示したホテル宿泊料だった。入浴料と海外団体旅行費もそれぞれ13.6%、12.8%上昇し、カラオケとゴルフ場も、ともに約6%上昇した。

サービス物価の傾向は、急速に鈍化している消費者物価の流れとは対照的だ。消費者物価の上昇率は昨年7月に6.3%でピークを記録した後、今年1月5.2%、3月4.2%と低下している。

これは石油や農産物など原材料と違って、サービス物価には一度上がればなかなか落ちない「下方硬直性」があるためだ。

中央大学経済学科のイ・ジョンヒ教授は「昨年、原材料中心に価格が上がり、人件費の要因が大きいサービス価格も上昇した。今、原材料価格は安定しているが、サービス価格の下方硬直性のため、サービス物価は遅れて下がるだろう」とみている。

(c)news1

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