◇竹の避暑、求礼蟾津江竹林の道
求礼(クレ)蟾津江(ソムジンガン)竹林の道は、蟾津江沿いの風景だけでも潭陽(タミャン)の竹林とは異なる魅力を発散する。
あずま屋のある入り口から道が始まる。緩やかな傾斜が竹林の消失点を変奏してリズム感を生み出す。随所に備え付けられているベンチは、足を休めるためというよりは、密生した森を眺める場所と言えよう。
中間地点には、蟾津江側に伸びた小道にブランコが設けられている。ここはフォトゾーンだ。
夜になれば、蟾津江竹林道の“星明かりプロジェクト”によって、再びここに引き寄せられる。闇に包まれた森は虹色に染まり、四方からきらめく照明はホタルの森のようだ。入り口には三日月、内側には満月フォトゾーンがある。
日本による植民地時代、蟾津江一帯での砂金採取により川辺の砂浜が流失したため、村の住民が竹を植えたのが竹林道の始まりだ。片道約600m区間で、入り口には自動虫除けスプレーがある。
竹林道の対岸にある烏山(オサン)四聖庵(サソンアム、名勝)は求礼展望スポットだ。「2023~2024韓国観光100選」に入った天恩寺(チョヌンサ)共生の道&松林道も暑さを追い払う。
(おわり)
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