
ソウル大公園は16日、今年上半期に絶滅危惧野生動物であるキツネ、クロツラヘラサギ、コウライバトの3種計11頭の繁殖に成功したと発表した。
同園は2023年から種の保存を目的とした「種保存センター」の運営を本格化しており、昨年には5種23頭の繁殖実績を上げていた。今年もその努力が実を結び、韓国の在来絶滅危惧種であるキツネ5頭、クロツラヘラサギ1羽、コウライバト5羽が誕生した。
在来種以外にも、キューバフラミンゴが2019年、2020年に続いて3度目の繁殖に成功し、2羽のひながふ化。現在は健康に成長する姿が市民に公開されている。
さらに、オーストラリアを代表する鳥類であるエミューも17年ぶりに2羽が誕生した。1983年生まれのオスのエミューが約50日間卵を温め、ふ化に成功。ひなは現在、特別食を与えられ、専用の遊び場で生活している。
ソウル大公園のパク・ジンスン園長は「これまでの絶滅危惧種保存の努力と生物多様性保全の成果として、さまざまな動物が元気に生まれて育っている」と話している。
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