2025 年 9月 2日 (火)
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結婚準備も食事もChatGPT頼み…韓国・AI依存の彼女、「息苦しい日常」に男性疲弊

(c)news1

AIチャットサービス「ChatGPT」に過度に依存する彼女との関係に苦しむ男性のエピソードが、韓国のWebバラエティ番組で紹介され、共感と議論を呼んでいる。

YouTube配信の恋愛トーク番組「恋愛の参見・男と女」で8月27日、「何でもAIに聞いてしまう彼女」との交際に悩む男性の体験が取り上げられた。

男性によると、彼女は日常生活のあらゆる場面でChatGPTに質問を繰り返し、すべてを「チャット秘書」に頼って意思決定しているという。「たしかに、彼女の“チャット秘書”のおかげで便秘が解消されたり、会社での評価が上がったりした。でも今やその依存度が極端すぎて、普通の会話が成り立たない」と訴えた。

ある日、男性が友人とのやりとりで感じたもやもやを打ち明けたところ、彼女は「その件は“共感しながら指摘する7段階の会話法”がある」とAIの回答を読み上げ始めた。それに対し、男性が「ただ話を聞いてほしかっただけなのに」と言うと、彼女は「じゃあ、彼氏が怒ったときにどう対応すればいいのか、チャット秘書に聞いてみよう」とAIに再質問したという。

男性はさらに、「結婚式の前撮りに向けてダイエットを始めたが、その内容もすべてチャット秘書にチェックされる。“今日の昼はキムパプ2本だけだった”と言えば、彼女は“何キロカロリー? 写真ある? チャット秘書が分析してくれる”と言ってくる」と明かした。

「最近では、彼女と付き合っているというより“チャット秘書と付き合っている”気分。ダイエットで体もきついのに、会話中ずっと隣でAIの声が聞こえるような気がして、まるで幻聴。限界を感じている」と語った。

当初は便利だと感じていた男性も、今ではすべてに「検閲」が入るような日常に強いストレスを感じているという。「結婚式場の選定、ドレス、目標体重、ダイエット期間……すべて彼女はAIに聞かないと動けない。僕はこの先、どうしたらいいのでしょうか」と苦悩をにじませた。

この話に対し、番組出演者のアナウンサー・チェ・ソイム氏は「昔の私はまさに“人間AI”だった。旅行プランやスケジュールを全部組んでいたが、友人から『正直、息が詰まってしんどかった』と言われた経験がある。彼女も一度、自分を客観視することが必要かもしれない」とコメント。

司会のチョ・チュンヒョン氏も「ちょっとした会話なのに、毎回“ちょっと待って”とAIを呼び出されたら息が詰まる」と共感し、アナウンサーのキム・ミンジョン氏は「どれだけAIが合理的なデータを出してくれても、人の心は理屈だけでは動かない。もう少し柔らかな気持ちを持ってほしい」と助言した。

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