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友人だった未婚女性から強制わいせつ容疑で告訴された韓国の40代男性が嫌疑なしで不起訴処分を勝ち取った。JTBC「事件班長」が17日に報じた。
離婚歴のある男性には2人の子どもがおり、故郷の同級生である女性会社員と長年友人関係にあった。2023年10月、男性が交通事故で重傷を負ったことをきっかけに親密になり、結婚を前提に交際を始めた。
2024年2月14日、酒を飲んだ後、男性は女性を宿泊施設に送り、2人で部屋に入った。女性からやんわり拒否され、性行為には至らなかったという。
その後、女性は「結婚しよう」と伝えつつ、金を貸してほしいと言ってきた。女性は、男性が交通事故の際、保険金などで7000万ウォン(約770万円)を受け取ることになっていると知っていたようだ。
それまでにも男性は女性から「弁護士費用の名目で500万ウォン(約55万円)を貸してほしい」と言われ、借金して工面したことがある。今回は「弁護士費用が必要だ」と言って700万ウォン(約77万円)を要求された。その時は「資金に余裕がない」と言って、断った。すると女性は「あなたは私の結婚相手にはなれない」「あなたは離婚男性で、私は未婚。どうしてお金もないのに私と付き合おうというのか」と言われ、連絡を取らないよう求められた。
女性は翌月20日、「無理やり体を触られた」として男性を警察に告訴した。
捜査当局は、女性会社員が事件後も男性に好意を示していたこと、金銭問題を巡る争いの直後に告訴したことなどから嫌疑なしと判断した。男性は逆に同年11月、女性を詐欺と虚偽告訴の疑いで告訴した。
番組に出演した弁護士は「金銭要求が絡む以上、恐喝罪や虚偽告訴罪が成立する可能性がある」と指摘した。
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